Contemporary Artist
Research Notes
イメージはいかにして
現実となるのか
知覚・記憶・視覚的現実の構築をめぐる、進行中の思索の地図。
01
中心的な問い
私たちは、何を見て「現実」だと感じているのか。
私の作品は、画像を固定された対象としてではなく、見る行為・記憶・媒体・身体・技術によって絶えず生成されるものとして捉えている。各シリーズは、この前提を異なる角度から検証する。イメージが成立する条件と、それが揺らぐ瞬間を問い続けている。

02
実践の地図
各シリーズは同一の問いを別の角度から検証する。中心は答えではなく、開かれた問い自体である。
03
シリーズ - 相関
Images
知覚・身体
見る角度によって像が現れ、消え、変化するシリーズ。
イメージは固定された対象ではなく、鑑賞者の身体と視点によって立ち上がるものとして提示される。
Display
画面性・物質的存在
AI生成画像やデジタルイメージを物理的な支持体へ翻訳し、画面の中にあるリアリティと、物質の側に立ち上がるリアリティの境界を問う。
Lost Idea / PhaseⅡ
情報・上書き・混乱
雑誌、ガラス、AI生成、グリッチを通して、情報が絶えず上書きされる現代における知覚の混乱と、像の保存不可能性を扱う。
Flashback
記憶・光・変容
一日の光や記憶の変容を起点に、イメージが時間の中でどのように変質し、別の現実感を帯びていくのかを探る。
Floral Prompt
希求・生成
記憶・希求・美意識がAI画像生成プロセスを通じて外部化される場所。プロンプトそのものが、作家の内的イメージ世界の肖像となる。
04
装置としての媒体
Lenticular
見る位置によって現実が変わることを、比喩ではなく機構として、物理的に経験させる装置。
AI
画像生成のための道具ではなく、記憶・希求・美意識が外部化される場所。
Acrylic / UV print
デジタル画像に厚み、反射、物質性を与える支持体。
Video
イメージが時間の中で変容し続けることを示す形式。
05